『IODATA LCD-GC251RXAB』の性能とコスパがヤバイ
LCD-GC251RXABの基本性能
型番/筐体色 | LCD-GC251RXAB/ブラック | |
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パネルタイプ | TFT24.5型ワイド/AHVA | |
パネル表面処理 | 非光沢 | |
最大表示解像度 | 1920×1080 | |
画素ピッチ(mm×mm) | 0.2829(H)×0.2802(V) | |
表示面積(mm×mm) | 543.168(H)×302.616(V) | |
最大表示色 | 1677万色(10億7374万色中) ※10bit入力時 | |
視野角度 | 上下:178° 左右:178° | |
最大輝度(標準値) | 400cd/㎡ | |
コントラスト比(標準値) | 1000:1 CREXレベル2設定時:13600:1 |
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応答速度 | 0.2ms[GTG] ※360Hz/オーバードライブレベル3/Clear AIMレベル3設定時 |
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水平走査周波数(kHz) | HDMI:27.0 ~ 285.7 DisplayPort:31.4 ~ 406.0 USB Type-C:31.4 ~ 406.0 |
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垂直走査周波数(Hz) | HDMI:23.9 ~ 239.9 DisplayPort:59.9 ~ 360.0 USB Type-C:59.9 ~ 360.0 |
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最大リフレッシュレート(Hz)[最大解像度時] | 360 | |
映像入力端子 | HDMI×2、 DisplayPort×1、USB Type-C×1 | |
USBポート | アップストリーム | USB Type-C:DisplayPort Alt Mode、USB 2.0 |
ダウンストリーム | USB Type-A×2:USB 2.0(各ポート最大5V/0.9A) | |
音声入出力 | 音声入力 | マイク入力(ヘッドホン端子) |
スピーカー | 2W+2W(ステレオ) | |
ヘッドホン端子 | ステレオミニジャック φ3.5mm(4極 CTIA) | |
音声出力 | ステレオミニジャック φ3.5mm(3極) | |
定格電圧 | AC100V 50/60Hz(電源内蔵) | |
消費電力 | 最大時 | 52W |
通常使用時(オンモード) | 22.6W | |
年間消費電力量 | 70.9kWh | |
待機時 | 0.3W | |
パワーマネージメント | VESA DPM互換 | |
プラグ&プレイ | VESA DDC2B | |
外形寸法(W×D×H) |
スタンドあり | 約557(W)×227(D)×455~549(H)mm ※突起部含まず |
スタンドなし | 約557(W)×47(D)×332(H)mm ※突起部含まず | |
質量(kg) | スタンドあり | 約5.5kg ※ 発表時、誤った情報を記載しておりました。謹んでお詫び申し上げますとともに、上記のように訂正いたします。(2023年6月9日) |
スタンドなし | 約3.2kg | |
チルト角 | 上:20° 下:5° | |
スイベル角 | 左:45° 右:45° | |
高さ調整 | 150mm | |
ピボット(回転) | 左:90° 右:90° | |
VESAマウントインターフェイス | ○(100mm×100mm) | |
盗難防止用ホール(ケンジントンセキュリティスロット) | ○ | |
梱包時質量(kg)/寸法(W×D×H) | 約7.3kg/約756(W)×132(D)×530(H)mm | |
使用温度条件 | 0℃~40℃ | |
使用湿度条件 | 20%~80%(結露なきこと) | |
組立時間の目安 | 約5分(大人1人) | |
搭載技術 | VESA AdaptiveSync DisplayHDR 400 |
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各種取得規格・法規制 | VCCI Class B、RoHS指令準拠(10物質)、J-Mossグリーンマーク、電気用品安全法(本体)、PCリサイクルマーク | |
添付品 | 電源コード(PSE適合品)、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル(C-C USB 3.2 Gen 1)、台座、台座ネック、台座ネック取付ネジ(4本)、リモコン、動作確認用電池(2本)、取扱説明書 | |
保証期間 | 5年間 ※パネル、バックライトを含む。ただし、使用時間は30,000時間以内に限る。使用時間とは、画面が点灯している状態の積算時間です。スタンバイ時や電源オフ時は、使用時間に含まれません。 |
プロゲーマーの評価
動画ではプロeスポーツチーム「IGZIST」のメンバーが実際にLCD-GC251RXABを使用してRAINBOW SIX SIEGEをプレイ。
SIFTY選手とsolty選手がプロプレイヤーの目線で製品をレビューされています。
■スタンドについて
・台座が小さめでマウスに当たりにくい
・位置の調整の自由度が高く調整がしやすい
・モニターの高さの目盛りがあり、細かい調整する際もわかりやすい
■360fpsについて
・ヌルヌル動いて楽しい
・3倍くらい撃ち合い強くなる
・リコイルコントロールもしやすくなる
・壁からのピーク(顔出し)がしやすい
■オーバードライブ(応答速度向上)について
・昔のIODATA製品にあったギザギザ感がなくなっている
■リモコン
・ボタン数も多く直感的に使いやすい
■ClearAIM(黒挿入機能)について
・画面のブレが軽減される
・撃ち合い中も画面が乱れない
・エイムがしやすく感覚も変わるレベル
■デメリット
・ClearAIMで画面が暗くなる(ゲーム内の明るさ調整で解消可能)
・選手目線では家で360fpsに慣れると大会の会場にある240fpsのモニターが使いづらくなる(もはやメリット?)
Benq XL2566Kとの比較
fps:どちらも360Hz
Benq XL2566K:360Hz
IODATA LCD-GC251RXAB:360Hz
画面のリフレッシュレートはどちらも360Hzで360fps対応です。
こちらの性能にはどちらの機種も差はありません。公式の機能紹介
DisplayPort、USB Type-Cで最大360Hzの超高速リフレッシュレート対応。
1秒間に最大360回映像を書き換えができるため、一般的な60Hzのディスプレイの6倍、240Hz対応のゲーミングディスプレイの1.5倍も高速な映像を表示が可能となり、想像以上のなめらかさでゲームをプレイすることができます。
超高速リフレッシュレートは、より正確なエイム、リコイルコントロールをサポートし、接敵時の激しい画面描画や振り向きの視点操作においても、より高い視認性を維持します。
※ご利用いただけるリフレッシュレートの上限は出力機器により異なります。
※360Hzの出力に対応した機器が必要です。
※DisplayPort、USB Type-C端子のみ対応です。
※HDMIは最大240Hz対応です。
応答速度:LCD-GC251RXABの勝利
Benq XL2566K:0.5ms
IODATA LCD-GC251RXAB:0.2ms(オーバードライブ機能ON時)
応答速度についてはなんとLCD-GC251RXABの勝利です。
人が反応できる限界速度は0.1秒 =100msと言われているので、その差は実感出来るレベルではありませんが数値上勝っているのは後々不満も出ないので満足度が高いですね。
公式の機能紹介
AHVAの中でも応答速度の速いパネルを採用。
さらにオーバードライブ機能をONにすることで、画面の応答速度0.2ms[GTG]を実現いたしました。
動きの速いシーンの残像感を低減し、動きの激しい映像やゲームでもクッキリした映像をお楽しみいただけます。
黒挿入機能:同等
Benq XL2566K:DyAc+機能あり
IODATA LCD-GC251RXAB:Clear AIM機能あり
黒挿入機能とは、、リフレッシュレートに応じてバックライトを点灯/消灯させ、動きの激しい映像の「ブレ(モーションブラー)」を低減できるもの。
ゲーム中の激しい画面の揺れを軽減、リコイルコントロールなどを改善したり、
照準の移動やキャラクターコントロールの際に、背景のブレを抑えて敵を見やすくし、ターゲットを絞りやすくする機能のことです。
フレーム間にモニターの消灯を挟むという基本的な考え方は同じなので、本機能については両モニターともに同等の性能と解釈して問題ないと思います。
公式の機能紹介
動きの激しい映像の「ブレ(モーションブラー)」を低減!
一般的に、液晶パネルのある色から別の色へ変化する際に、色変化にわずかに時間がかかり、それが映像描写の遅延となりブレにつながります。
Clear AIM機能は、リフレッシュレートに応じてバックライトを点灯/消灯させ、動きの激しい映像の「ブレ(モーションブラー)」を低減できます。
点滅のタイミングは当社独自チューニングにより最適化されており、より高い視認性と正確なプレイングをサポートします。
ひとことメモ
プロからのレビューにもあるように、LCD-GC251RXABの黒挿入機能を使用すると若干画面が暗くなります。
モニターの設定だけでは暗さを緩和することが出来ませんが、ゲーム内の明るさ設定を変更することで全く問題なくプレイすることが可能です。
自分の感覚に合うようにゲーム内の設定を変更しましょう。
※(参考)APEXの設定画面
使いやすさ:LCD-GC251RXABの圧勝
Benq XL2566K:TNパネル
IODATA LCD-GC251RXAB:AHVAパネル
個人的に、今回LCD-GC251RXABを購入するに至った一番の理由がこちらです。
Benq XL2566KのTNパネルは応答速度を高速化することが可能な反面、見る角度で色変化が大きい上に画質はいまいち。
完全にFPSゲームに特化したような仕様になっています。
私は競技勢でもプロプレイヤーでも無いので、普段使いのモニターとFPS用のモニターを分けることも出来ないので動画視聴やネットサーフィン、パソコン仕事とゲーミング用途を兼ね備えるモニターを探していました。
もちろんFPSで勝ちたい気持ちはありますが、それと引き換えに日常的な使用において大きなストレスを抱えることは避けたかったのです。
LCD-GC251RXABは広視野角AHVAパネルを採用しているため、どの角度から見ても色鮮やかで美しい映像を楽しむことができ、これまで使用していたIPSパネルのモニターと遜色ない使用感で非常に満足しています。
モニターもリモコンのボタン1つでFPS/通常モード/WEB閲覧モードなどを切り替え可能で、それぞれ細かく設定もできるので一切不満がありません。
さらに応答速度が早いと言われるTNパネルを超える応答速度0.2msをマークしているため、何も犠牲にせず爆速応答速度の性能を享受できるメリットしかないという神性能です。
公式の機能紹介
上下左右178°の広視野角なAHVA(Advanced Hyper-Viewing Angle)パネルを採用。
見る位置や角度による色やコントラストの変化が少なく、どこから見ても映像を鮮明に映し出します。
また、広視野角で色鮮やかなパネルでありながらも、動きの激しいゲームでも快適に使用できる応答速度の速いパネルを採用しております。
価格:LCD-GC251RXABの圧勝
Benq XL2566K:¥100,821
IODATA LCD-GC251RXAB:¥79,800
(2023.09.14時点の価格)
価格面では圧倒的にLCD-GC251RXABの勝利です。
正直に言って、この性能を持つモニターでこの価格設定は世界を見ても唯一無二です。
何故このスーパーハイエンドモニターをこの価格で販売できるのか理解できないレベルです。
XL2566Kと比較しても約20%安価でな上に、セール時にはさらに安くなる可能性があるというのは正直バグってます。
実際に購入してみた
開封の儀
スタンドとリモコン(地味に嬉しい電池付き)
接続用のケーブルも同梱(HDMI以外は360fps対応)
背面にはゲーミングモニターらしいライティングが(設定でOFFも可能)
実際にプレイしてみた
私は普段APEX、OverWatch2、CSGO、Valorantを始めとするFPSゲームを中心にプレイしています。
今回はモニターの上限である360fpsの性能を発揮できるOverWatch2をプレイしてみました。
LCD-GC251RXABのウリでもあるClear AIM機能Lv3を付けて実際にプレイしてみると、360fpsも相まってあまりのヌルヌルさに衝撃を受けました。
単発系の銃を使用する際の命中率、ヘッドショット率が明確に向上し、フルオート武器での追いエイムもスムーズに。
主に攻撃をメインとする役職であるDPSのランクはこれまでダイヤで停滞していたのですが、モニター変更後にはダイヤからマスターに昇格することができました。
その後APEXでもダイヤ沼からマスターに到達。
個人差はあると思いますが、個人的にはどのゲームでも1ランク上がるくらいの効果を実感できました。
現在のモニター設定
絶対に忘れてはいけない設定
設定面での唯一の懸念点としては、LCD-GC251RXABの黒挿入機能を使用すると若干画面が暗くなります。
モニターの設定だけでは暗さを緩和することが出来ません。
ゲーム内の明るさ設定を変更することで全く問題なくプレイすることが可能ですので、こちらは必ず調整しておきましょう。基本的にどのFPSゲームでもゲーム内の明るさ設定を変更することは可能なので、自分の感覚に合うようにゲーム内の設定を変更しましょう。
※(参考)APEXの設定画面
まとめ
IODATA LCD-GC251RXABを購入するメリットを下記にまとめました。
・最強ゲーミングモニターbenq xl2566kに引けを取らない圧倒的高性能
・AHVAパネルによって普段使いにも最適でゲーム以外の用途も問題一切ナシ
・性能に対するコスパ最強